REVくん
REV(@forREV)です。(´・ω・`)
OJISAN
その1:商品について
REVくん
まずは商品の概要などを詳しく見ていきたいと思います。
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スペック
初心者向けインナーイヤー型イヤホン
REVくん
高性能ドライバー設計
ダイナミックドライバーとしてコイル材料によって音質を影響しています。 全音域のバランスを取りながら軽量化設計を実現させる為、「無名」はCCAWボイスコイルを採用しました。レジンが広くなり音の再生性をアップします。
OFC(無酸素銅)ケーブル
「無名」のケーブルは120本、繭糸のような細い0.05mm99.99%OFC(無酸素銅)を使用し、高い伝導率性能を持ちします。OFC単線は全て独立絶縁を行い、2束に分けてねじって螺旋状にします。毎束の中に防弾糸を付け加えることによりケーブルの強度を高め、弾力性があり耐食性絶縁体でOFC線材を覆われて、切れにくくなります。
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アルミニウム合金筐体
「硬式」をイメージして、飛行機用アルミニウム合金をCNCで削り出します。榫卯(しゅんぼう)構造で組み立て、研磨後にブラック色の陽極酸化処理を行いました。全体的に質感とパワー感を引出します。
REVくん
・ VX-J 22g
・ Liebesleid 33g
※全てイヤーパッドを装着した状態で計測
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その2:商品チェック
化粧箱
低価格帯の商品なので、パッケージング(化粧箱)にはあまり期待していませんでしたが、良い意味で期待を裏切ってくれるかわいい化粧箱で、Moondrop (水月雨)の上位機種同様、開封前のワクワク感を味わう事が出来ました。
安価でもパッケージング(化粧箱)に拘りを感じられる商品というのは、イヤホンに限らず本当に素晴らしいですよね。(*^^*)
非常にコンパクトな化粧箱です。
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開封〜付属品
・ イヤーパッド 3ペア
・ ロゴ入りのケース (巾着タイプ)
必要最低限の付属品…という印象ですが、特に巾着タイプのイヤホンケースは『無名』の販売価格を考えるとクオリティーの高さを感じます。
イヤーパッドは3ペア(全て同じ形状)付属しています。
イヤホン本体
こちらがMoondrop (水月雨)『無名』イヤホン本体になります。
まずなんといっても他のMoondrop (水月雨) のイヤホン同様、ケーブルが非常に柔らかく取り回しが良好です。
プラグはストレートでリモコンマイク無し、ケーブル分岐部分には水月雨ロゴ入りになります。
低価格帯のインナーイヤー型イヤホンの中では見た目的な部分も含め、非常に高品質なイヤホンという印象です。
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ハウジング
ここからはハウジング部分を詳しく見ていきたいと思います。
『無名』は飛行機用アルミニウム合金をCNCで削り出した筐体が採用されているという事で、高級感を感じられるカッコいいインナーイヤー型イヤホン…みたいなものを想像していましたが、正直そこまで高級感は感じませんでした。
Moondrop (水月雨)の上位機種のデザイン/筐体と比べてしまうとどうしても差を感じてしまいますし、販売価格を考えると十分過ぎる様な気も致しますが、物凄く高級感を感じるインナーイヤー型イヤホンでは無いかな…という印象です。
REVくん
イヤーパッドを装着した状態のハウジングのアップです。
インナーイヤー型のイヤホンのハウジングは同じ様な形状のものが非常に多いですが、今回の『無名』に関しても形状やデザインの面では特に目新しさを感じませんでした。
インナーイヤー型のイヤホンは、(機種や人によると思いますが)基本的にイヤーパッドを装着した状態の方が、全体の音のバランスが整う事が多いので、恐らく『無名』もこのイヤーパッドを装着した状態が基本の形になってくると思います。
続いてイヤーパッドを装着していない状態のハウジングのアップです。
私は装着感の関係(スポンジの肌触りが苦手)で、インナーイヤー型のイヤホンはイヤーパッドを装着していない状態の方が好きなのですが、経験上イヤーパッド無しの状態だと全体の音のバランスに不満が出てしまうものが多いので、今回の『無名』がイヤーパッド無しの状態でも全体的な音のバランスがある程度とれるタイプなのかどうかが非常に気になる所です。
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耳型
ここで耳型の登場です。
今回はイヤーパッドを装着した状態で撮影してみましたが、やはりなんと言いますか…目新しさをあまり感じないデザインです。(*_*)
左右の判別がしやすいこと位であとは特に語ることが無いかな…というのが正直なところです。(インナーイヤー型のイヤホンと聞いて連想するまさにそれ…みたいな)
その3:感想
REVくん
OJISAN
質感について
質感に関しては商品チェックで書いた通り、低価格帯/初心者向けのインナーイヤー型イヤホンとして考えると全体的な満足度は高いイヤホンでした。
『インナーイヤホン型のイヤホン』という事と、『販売価格』を考えると十分過ぎるクオリティーのイヤホンだと思います。
しかし、どうしてもルックスの面で他のMoondrop (水月雨)の上位機種と比べてしまうと、『無名』はインパクトに欠ける印象でした。
REVくん
OJISAN
装着感と音質について
まずインナーイヤー型のイヤホンの場合、(物理的に)キチンと耳孔にイヤホン(ハウジング)を装着する事が出来るか?が重要になってきます。
インナーイヤー型のイヤホンを『上手く装着することが出来る人』と『上手く装着することができない人(ポロッと落ちてしまうなど)』で、音の聴こえ方/感じ方が(カナル型のイヤホンよりも)大きく変わってきてしまうと私は考えていて、インナーイヤー型イヤホンの音質レビューというのは非常に難しいと考えています。
なので、いつも以上に一個人の感想だということをご理解頂いた上で読んで頂ければ幸いです。m(_ _)m
…ちょっと堅苦しい感じの文章で始まってしまいましたが、改めて『無名』の音質面の感想を書いていきたいと思います。
まずイヤーパッドを装着しない状態だと、インナーイヤー型イヤホンにありがちな、全体的にちょっとチャカチャカ/スカスカした感じの音/厚みの無い音という印象でした。
特に普段からカナル型のイヤホンに慣れた方ですと、恐らく高確率で『無名』はスカスカした音に感じると思います。
『無名』はすっきり/さっぱり目の音質傾向(ウォーム系では無い)で、イヤーパッドを装着することによって、全体的な音の厚みが増して、チャカチャカ/スカスカ感が薄れる印象でしたので、イヤーパッドを装着した状態の方が全体的な音のバランスは良いと感じましたが、私はイヤーパッドを装着していない状態の『無名』も全然アリだと感じましたので好みの問題だと思います。
またポータブルCDプレーヤーとも相性が良いので、気になった方は是非お近くのリサイクルショップのジャンクコーナーを覗いてみて下さい。(*^^*)
OJISAN
その4:まとめ
OJISAN
・全音域のバランスを取りながら軽量化設計を実現させる為CCAWボイスコイル
・弾力性があり切れにくいOFC(無酸素銅)ケーブル
・飛行機用アルミニウム合金をCNCで削り出したアルミニウム合金筐体
・インナーイヤー型イヤホンの入門機としてお手頃な販売価格
・低価格帯の商品だがMoondrop (水月雨)のパッケージングへの拘りを感じた
・Moondrop (水月雨)の上位機種と比べると差を感じる
さいごに
今回の『無名』は(現時点で)Moondrop (水月雨)のインナーイヤー型イヤホンの中では1番安く、Moondrop (水月雨)の上位機種に手が届かない…でもMoondrop (水月雨)のイヤホンが気になる!!という方向けの商品という印象でした。
あくまでも初心者向けの低価格なイヤホンという事で、既にMoondrop (水月雨)の上位機種をお持ちの方や試聴されたことが有る方ですと、どうしてもパンチに欠け、満足度/評価が低くなってしまいがちなイヤホンだと思います。
もしお財布に余裕があるのであれば、上位機種を買った方が諸々満足度が高いと思うので今回の『無名』はあまりオススメできませんが、インナーイヤー型イヤホンを今まで聴いたことが無い方(初心者/入門者)やお財布にあまり余裕がない方であれば、『無名』はオススメできるクオリティーの商品でございました。(*^^*)
REVくん
それではまた次回!!