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【レビュー】aune B1s ポータブルディスクリートヘッドホンアンプを試す

※この記事は旧ブログ(REV録)に掲載していたものです。

はじめに

ご覧頂きありがとうございます。REVです。(´・ω・`)
本日はaune B1sの試聴機を使ってみた感想を中心に書いていきたいと思います。
※今回はいつも以上に私の偏った個人的な感想になりますので予めご了承下さい。
少し前にB1LTD(限定モデル)が販売されて話題になりましたが早くも後継機(!?)が登場
という事でB1やB1LTDと何がどう変わっているのかチェックしていきたいと思います。

商品チェック


化粧箱の感じは今までのB1と(恐らく…)変わりませんね。auneの化粧箱という感じです。

今回はサクッと開封していきます。(全体的にB1やB1LTDとかなり似ている為)
蓋を開けるとUSBケーブル/ミニミニケーブル/B1s本体が入っていました。

付属品①マニュアル(日本語表記なし/B1sではなくB1表記)と各種URL記載の名刺的な物。

付属品②ミニミニケーブル(ちょっと安っぽい感じのいかにも付属品といった質感)

付属品③USB-MicroUSBケーブル(本体充電用のケーブルです)

続いて本体ですが…今までのB1(LTD含め)と見た目は全く同じ印象でした。
残念ながら目新しさみたいなものは開封していて感じることは無かったです。
これは個人的に結構致命的でした…。やはり開封した時におおっ!!と私はなりたいので。

マニュアルはB1表記でしたが本体はキチンとB1sと刻印されておりました。

B1シリーズお馴染みの電源ONで本体正面左右の窓からLEDの光が見えます。
この部分に関しては何度見てもいいなと思います。ずっと見ていられる方も多いのでは…。

本体背面も今までのB1シリーズと変わらずレザー調でした。(合皮?)
私が以前所有していたB1やB1LTDはこの部分の色味がそれぞれ違っていて
それが個人的に今一つだなと感じていたのですが今回お借りしたB1sのBLACKモデルは
筐体部分とレザー調の部分の色味がほぼ同じなので渋い仕上がりになっているなと感じました。

少し寄ってみましたが背面部分もキチンとB1s表記になっていました。

本体各部を詳しく…と思ったのですが(繰り返しになりますが)今までのB1シリーズと
見た目的に殆ど同じなので今回はサクッと見ていきたいと思います。
まず本体上部ですが向かって左側からイヤホン(3.5mm)端子/ボリューム/LINE IN端子になります。
アナログ接続専用のアンプなのでUSB接続等は出来ない点は注意が必要だと思います。
またイヤホン端子/LINE IN端子共に端子部分が奥まった位置に無いので接続するイヤホンや
ミニミニケーブルのプラグの形状にはあまり気を使わなくて済みそうなのが良いですね。
ボリュームの回し心地に関しては滑らかでは有ると思いますがポータブルアンプ系の回し心地
という印象で回していてそこまで気持ちがいい感じでは個人的には無かったです。

側面にはGAIN切り替え(二段階)/A級動作切り替え/電源の各スイッチが付いています。
GAINに関しては一般的なイヤホンであればマイナス位置で適切/十分だと思います。
またA級動作切り替えに関しては変化しているのでしょうが今までのB1同様私は違いを
感じる事が殆ど出来ませんでした…。(私が駄耳だという事が改めて証明されました…)

付属品のミニミニケーブルを繋げてみました。(試聴にはこのミニミニケーブルを使用)
試聴機という事で今回社外品のケーブルは試しませんでしたがアナログアンプと色々な
線材なり仕様の違うミニミニケーブルを取っ替え引っ替え交換しても楽しめそうですね。

大きさ的に(今までもそうでしたが)これをポータブルする気になるかどうかは人によって
かなり意見が別れるアンプな気も致しますが手に持った時の質感や重量感は非常に所有欲を
満たしてくれる大変素晴らしい仕上がりのアンプで有ることは間違いないと思います。
やはり音質も勿論大切ですが見た目や質感も大事ですよね。素晴らしいです。

感想

今回のB1sですが正直見た目の目新しさみたいなもを全く感じることが出来ず
あまり新製品という感がしないな…というのが実機を触る前の私のB1sの第一印象だったの
ですが残念ながら実際に実機を触ってみた後もこの印象が変わる事は有りませんでした。

こんな事を言ってしまうとなんだか偉そうな感じになってしまうと思うのですが
正直既にB1やB1LTDをお持ちの方であれば焦って買い換える必要はそこまで無いと思います。

音質傾向に関しても今までのB1の傾向と似ていてガラリとは変わっていないと思います。
勿論それぞれ人によって音の違いなり優劣は変わってくると思うのですが少なくとも
B1sが今までのB1シリーズと比べて劇的に何かが違うなと私は感じる事が出来ませんでした。

一応今までのB1シリーズと重複する感想なので申し訳ないのですが
B1sはアンプを繋いで音質傾向をガラリと変えたい様な方よりも今繋いでいるDAPなりの
音質の底上げ目的で導入した方が目的が果たせるであろうアンプだと私は思います。
なのでこれも私の感覚で恐縮ですが濃い目の音質傾向がお好きな方には合わないと思います。

また個人的なお話で申し訳ないのですが…
ついこの前限定のB1LTDが出たばかりなのにもう後継機出るのか…という事が
今回のB1sに関して一番私自身が気になっていた(引っかかっていた)事なのですが
その辺りに関して代理店さんに直接B1シリーズのそれぞれの違いや立ち位置みたいなものを
確認させて頂いた所ちょっと私自身誤解していた部分があったのでその辺りを簡単に
ザックリと補足させて頂こうと思います。(いつもはこういう事はお聞きしないのですが)

1. B1とB1LTDの違い
外観変更無し/スイッチ類を金属化/色を金色に限定/基盤グレードアップ
部品アップ/THD特性アップ

2. 

B1とB1sの違い
外観変更無し/スイッチ類や色の変更無し/基盤や部品をグレードアップ/
THD特性はB1LTDの良さを引き継いでいる/音はB1LTDに非常に近い

3. B1sの立ち位置
・B1LTDは数量限定なのでB1LTDのノウハウを活かしたモデルがB1s。
・B1LTDがシリーズの頂点。(二度と手に入れられない孤高の存在)
・B1の後続機がB1s。(B1LTDの後継機種ではないという事)
・金額的にはB1<B1s<B1LTDという順。

…という事で簡単にまとめますと
B1LTDは限定/特別なモデルでB1sはB1LTDの上位機種では無いという事です。
この前B1LTD出たばかりなのにもう後継機が…上位機種が…早いな随分…と
勝手に思っていましたがこれに関しては完全に私の勘違いで御座いました。m(_ _)m
B1LTDは限定だったのでB1LTDを買う事が出来なかった方などに向けた
B1のブラッシュアップモデルがB1sという事の様ですね。
(…立ち位置がハッキリとしたのでちょっとスッキリしました)
B1LTDを買い損ねた方や買えなかった方はB1s中々良いのではないでしょうか。

さいごに

なんだか今回は型番がボンボン登場してややこしくなってしまったので簡単にまとめますと…
B1sは見た目的にも音質的にも今までのB1シリーズとかけ離れたモノでは無くそこまで
目新しさを感じないアンプという印象でございました。

私の感覚ですとB1/B1s/B1LTDこの3つの中で自分が気に入った1台を持っていれば
あとの2機種は持っていなくても良いかな…という印象が強かったです。
また今回はB1sのみ(単体)でしたがAL6という強そうな(!?)ケーブルが
付属してくるバージョンも販売される様なので気になる方は是非そちらの方も
チェックして頂ければ幸いです。(ただお値段的にはややお高くなりますのでご注意を)

それではまた次回。