REVの雑記はコチラ!

【レビュー】TIN AUDIO T2 デュアルダイナミックドライバー搭載イヤホンを試す

はじめに

ご覧頂きありがとうございます。REVです。(´・ω・`)
今回はTIN AUDIO T2(SAMPLE)を商品チェックして行きたいと思います。
初めてのメーカーさんのイヤホンかつダイナミックドライバー×2仕様
のイヤホンという事で非常に楽しみな商品でございます。

商品チェック

 化粧箱正面。綺麗にビニールでパッキングされていました。
 化粧箱裏側。MADE IN PRC。 手に持ってみました。つるんとした質感の化粧箱です。 なんだか高級なチョコレートが入っていそうな雰囲気の化粧箱です。 …話は逸れましたが化粧箱から中身を取り出しました。
余談ですがこの内箱かなり窮屈に入っていて取り出すのが中々大変でした。汗
 かなりしっかりとした内箱…というか表面がシボ加工されていたり拘りを感じます。 私は化粧箱や付属品にも拘りを感じられる様な商品が好きなのでこれは気持ちが高まります。 早速パカっと開けてみました。雰囲気があって良いですね…。 一番上にはマニュアルが入っていました。一旦取り出します。 マニュアルの下にはイヤホン本体が綺麗に収まっておりました。 更にその下にはイヤーピースとケーブルが入っていました。
中身も非常に丁寧な梱包で好印象です。
 続いて付属品を見ていきたいと思います。
こちらはマニュアルです。(日本語表記ナシ) イヤーピースです。高さ違いのシリコンイヤーピースがそれぞれ3サイズ(SML)ずつと
青色の低反発タイプ(表面がちょっとベトッとした感じのクオリティ)のイヤーピースが付属しています。
 イヤーピースの品質は悪くなさそうですし高さ違いのイヤーピースが付属してくる点はとても良いですね。 ケーブルです。※T2はMMCXでリケーブル可能な仕様になっています。 プラグ部分はカーボン調の中華製(!?)ストレートプラグ仕様です。
段付きタイプなので使い勝手が良さそうですね。

ケーブル分岐部分とMMCX端子部分です。
ケーブル分岐部分はT2のハウジングカラーとほぼ同じ色/質感で統一感が有ります。
 ケーブル自体の編み込みは非常に美しく全体的に丁寧に作られているケーブルという印象でした。ケーブルの柔軟性や取り回しも悪くないですし見た目的にも中々強そうな(!?)ケーブル感を感じました。
 続いてハウジング部分を詳しく見ていきたいと思います。
ハウジングは金属製で変なバリや傷も無く所有欲を満たしてくれる仕上がりといった印象です。
 フィルターは金属メッシュ仕様です。写真だと少し反射してしまっていますが実際はあまり光沢感の無いマットな質感のハウジングです。 化粧箱等の付属品もそうでしたがハウジングの作りもかなり良いと感じました。素晴らしいですね。 変な隙間もなくMMCX端子まわりの仕上がりもいい感じでした。 ステムの太さですが若干太めかなという印象でした。長さはやや短めでしょうか。
 この位置に孔が1つあいていました。 高さが低い方のイヤーピースを装着してみました。ケーブルも繋げてみました。
ハウジング部分の存在感に対してケーブルは控えめな存在感といった所でしょうか。ケーブルの端子部分にはL/R表記が有りますが透明なのでやや見づらいと感じました。
ただT2自体にそれぞれ青/赤のワッシャー(でいいのかな)が付いているので
瞬間的にぱっと見で左右の判別が物凄くしやすい/分かりやすいと思います。
MMCX端子部分ですが力を加えると左右に回転しますが抜けやすかったりする事は無かったです。
(持ち上げただけでクルクルクルクル回転してしまう様なかみ合わせが緩いタイプでは有りませんでした)
続いてちょっと気になったので付属イヤーピースの検証を簡単にしておきたいと思います。
文章で書くと中々伝わらなそうですが高さの低い方のイヤーピースを付けた状態だと
T2のステムの太さ(径)に対して無理のない/丁度いい感じなのですが
高さの高い方のイヤーピースをつけるとちょっとサイズ(径)が合っていない(小さい)印象でした。 上の写真向かって左側が高さの高い方のイヤーピース/
右側が高さの低い方のイヤーピースを装着した状態です。

T2のステム部分とイヤーピースの軸の部分をそれぞれ見比べて頂くと
左側の方がややくびれたような形になっているのがお分かり頂けるかと思います。
一概にどちらが音質的に良いかなどは私レベルだと判断出来ませんが
左側の様に軸がくびれてしまうよりもステムとイヤーピースの軸の太さ(径)が同じ右側の方が
なんとなく私はしっくりくることが多いので今回は右側の高さの低いイヤーピース
を使って試聴してみたいと思います。ちょっとこの流れでいきなりあれですが写真を差し込む場所が無かったので…

ケーブルとイヤーピースを付けた状態のT2全体図を載せておきます。
 続きまして耳型の登場です。
先程書き忘れましたがハウジングの正面にも1つ孔があいています。
左側を見ると想像がつくと思うのですがT2は
イヤーピースでハウジング全体を支えるタイプのイヤホンなのでイヤーピース選定や
耳孔の形との相性などによって装着感の良し悪しがかなり変わってくるタイプだと思います。
ハウジングと耳孔の間が密着せずに少し空間が出来る様なイメージです。
ただ密着しないおかげで金属製のハウジングですが真冬でもギリギリ装着出来るかもしれません。
 T2はいわゆるシュア掛けが基本だと思うのですが左右のハウジングを逆に付け替えれば
従来のケーブルを下に垂らす装着方法も可能だと思われます。
(一応試してはみたのですが残念ながらちょっと安定感に掛けるかなという印象でした)
個人的にT2はシュア掛けする事によって(ケーブルを耳の上に掛ける事によって)装着時の
バランスを保つことが出来るタイプのイヤホンだと感じたので装着感に関しては今ひとつでございました。
以上で商品チェック終了になります。お疲れ様でした。m(_ _)m

感想

正直な所今回のイヤホンに関しては事前に存在を全く存じ上げていなかったのですが
実際に届いて使ってみると色々な部分で惹きつけられる要素の有る良い商品でございました。
開封前にワクワクする感じの有る化粧箱(中の箱も良い質感でした)だったり
非常に美しい仕上がりのハウジングだったりケーブルの編み込みが美しかったり…
良いなと感じる部分が非常に多いイヤホンでした。
強いていうならば装着感に関してはイヤーピースでハウジング全体を支える様な
(イヤーピース依存じゃないですが)イヤーピースとの相性がかなり重要なタイプ/形状の
イヤホンだと思うのでその点はやや気になりましたがこの辺りはイヤホンの音質と一緒で
完全に人によって評価が変わってくる部分だと思いますし社外製のイヤーピース等も含めれば
自分に合った装着感まである程度煮詰めていく事も出来るタイプかなという印象でしたので
あくまでも/強いていうならば気になったかな…という程度で全体的な満足度は高かったです。
ただT2自体決して装着感が良い部類のイヤホンでは無いと思いますので
その点は予め注意と言うか予備知識として頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれません。続いて音質面に関してですが
ダイナミックドライバー×2仕様のイヤホンとして考えると
私が今まで聴いた事の有るダイナミックドライバー×2仕様のイヤホンの中では
かなり聴きやすいタイプといいますか元気過ぎない音質傾向のイヤホンだと感じました。
ただBA型(多ドラ系)のイヤホンと比べるといわゆる解像度だったり音の分離感等の面で
不満を感じる方もいらっしゃいそうな印象ですが私的にはどちらも十分満足のいくレベルでした。
(あくまでも私が聴いたことの有るダイナミックドライバー×2仕様のイヤホンの中でのお話です)
今回試聴している中で曲によって多少刺激的な音だなと感じる瞬間は有りましたが
あまり気にならないレベルというかこれ以上刺激的なチューニング/方向性だと
私は聴き疲れしてしまいそうですし丁度いいギリギリの塩梅と感じました。
またT2を試聴していて特徴的だなと感じたのがボーカルが近めに聴こえるという事で
ボーカルをハッキリと聴きたい方だったり
バンド系の音楽を中心に聴かれる方なんかには
結構お勧めできるイヤホンという印象でした。

繰り返しになりますが少なくとも私が今まで聴いたことの有るダイナミックドライバー×2仕様の
イヤホンの中ではボーカルが最も印象的に聴こえる
イヤホンでしたし
装着感さえもう少し良ければ私の中でお値段以上の価値の有るイヤホンになっていたと思います。

さいごに

ダイナミックドライバー×2仕様のイヤホンは経験上かなりクセの有る音質傾向というか
元気な感じの音質傾向の物が多い印象が強く中々これだ!!という機種に出会ったことが無いのですが
今回のT2に関しては聴きやすい/使いやすい(使いたくなる)音質傾向のイヤホンでございました。
MMCX仕様のイヤホンなのでリケーブルも出来ますし商品全体のクオリティも高いと感じましたので
ある程度安心して人にお勧め出来るダイナミックドライバー×2仕様のイヤホンという印象です。
個人的にT2はかなり気に入ったのでこのメーカーさんの他のイヤホンも聴いてみたくなりましたし
今後の新製品も含めて注目していきたいメーカーさんが1つ増えた次第です。(*^^*)
次回作(…があれば)非常に楽しみでございます。

それではまた次回。